学校行事

(ほう) (よう) の () (らい)(ほう) (よう) の () (らい))

は な ま つ り ( (ごう) (たん) ()(かん) (ぶつ) ()(ぶっ) (しょう) ()

はなまつりは、お釈迦(しゃか)さまの誕生を祝う法要です。日本では、ちょうど桜の花の季節であるため花祭(はなまつり)と呼ばれますが、正式には降誕会(ごうたんえ)仏生会(ぶっしょうえ)潅仏会(かんぶつえ)とも言います。お釈迦さまは藍毘(らんび)()(えん)(ルンビニーの花園)の無憂樹(むゆうじゅ)(アショーカの())の下で4月8日に誕生されました。仏伝(ぶつでん)では、生まれたばかりのお釈迦さまが、「天上(てんじょう)天下(てんげ)唯我独尊(ゆいがどくそん)」と唱えると、(りゅう)(てん)から甘露(かんろ)の雨を降らして祝福したといいます。その伝説にちなみ、はなまつりでは(はな)御堂(みどう)の中に誕生仏(たんじょうぶつ)の仏像をお(まつ)りし、甘茶(あまちゃ)潅いで(そそいで)(まい)りします。法要後、本館玄関ロビーに花御堂が設置されますので、お釈迦さまの誕生仏に甘茶を潅いでご参拝ください。

み た ま ま つ り ( () (らん) (ぼん) ()

  みたままつりは、今は()有縁(うえん)無縁(むえん)の人々の冥福(めいふく)を祈るための法要です。一般にはお盆と呼ばれていますが、正式には盂蘭盆会(うらぼんえ)と言います。()()梵語(ぼんご)オーダナ(ご飯)の口語オーランの(おん)(しゃ)で、盆は食事を盛る食器のことです。盂蘭盆会は、お釈迦(しゃか)さまの弟子(でし)目連(もくれん)尊者(そんじゃ)(マウドガリヤーヤナ)が()き母の冥福(めいふく)(いの)る方法をお釈迦さまに尋ね、夏の安居(あんご)(修行(しゅぎょう))が終わる七月十五日に仲間の修行(しゅぎょう)(そう)たちに食事を供養(くよう)して、その善行(ぜんぎょう)功徳(くどく)を亡き母の冥福(めいふく)のために回向(えこう)してもらった追善(ついぜん)供養(くよう)故事(こじ)に由来します。法要後、本館玄関ロビーの観音堂でお焼香(しょうこう)できますので、有縁(うえん)無縁(むえん)御霊(みたま)(しの)んでご自由にご参拝ください。

(りょう) () ()

 両祖忌(りょうそき)は、日本の曹洞宗(そうとうしゅう)高祖(こうそ)道元(どうげん)禅師(ぜんじ)太祖(たいそ)瑩山(けいざん)禅師(ぜんじ)両祖(りょうそ)さまのご命日(めいにち)(しの)法要(ほうよう)です。道元(どうげん)禅師(ぜんじ)(けん)(ちょう)五年(1253年)8月28日に、瑩山(けいざん)禅師(ぜんじ)正中(せいちゅう)2年(1325年)8月15日に示寂(じじゃく)されましたが、どちらも太陽暦(たいようれき)では9月29日になるので、この日を両祖(りょうそ)さまのご命日(めいにち)として、曹洞宗(そうとうしゅう)の寺院では両祖忌(りょうそき)法要(ほうよう)が営まれます。

(だる) () ()

 達磨忌(だるまき)は、達磨(だるま)大師(だいし)のご命日(めいにち)(しの)ぶ法要です。達磨(だるま)大師(だいし)梵名(ぼんめい)ボーディ・ダルマと言います。お釈迦(しゃか)さまから二十八代目の祖師(そし)で、インドから中国へと渡ってお釈迦(しゃか)さまの坐禅(ざぜん)を伝えました。中国では禅宗(ぜんしゅう)初祖(しょそ)とされ、(えん)(かく)大師(だいし)菩提(ぼだい)達磨(だるま)大和尚(だいおしょう)(しょう)されます。嵩山(すうざん)少林寺(しょうりんじ)での面壁(めんぺき)九年(くねん)(九年間ひたすら(かべ)(めん)して坐禅(ざぜん)修行(しゅぎょう)したこと)の逸話(いつわ)は有名です。達磨(だるま)大師(だいし)(ぜん)の教えは(へき)(かん)と呼ばれ、黙々(もくもく)(かべ)に向かい、ただひたすら坐禅(ざぜん)すること、つまり理屈(りくつ)を作って自己主張したり、他人の評価に振り回されたりせずに、今すべき正しいことをただ(だま)って実行することが、仏道(ぶつどう)修行(しゅぎょう)においては何よりも大事であることを示しています。

(じょう) (どう) ()

 成道会(じょうどうえ)は、お釈迦(しゃか)さまが(さと)った日を(いわ)う法要です。お釈迦さまは、仏陀伽耶(ぶっだがや)(ブッダガヤー)の菩提樹(ぼだいじゅ)(アシュヴァッタの樹)の(もと)身心(しんじん)調(ととの)えて、12月1日から8日の明け方にかけて坐禅(ざぜん)を修行して仏陀(ぶっだ)となりました。仏伝(ぶつでん)では、お釈迦(しゃか)さまは(さと)った時に大地(だいち)()れて「(われ)大地(だいち)有情(うじょう)同時(どうじ)成道(じょうどう)す」と()べたと伝わります。これはお釈迦(しゃか)さまが究極(きゅうきょく)真理(しんり)である縁起(えんぎ)(さと)って人生(じんせい)()克服(こくふく)したことを(しめ)しています。お釈迦(しゃか)さまは、その後、鹿野(ろくや)(おん)(サールナート)で初転(しょてん)法輪(ぼうりん)(最初(さいしょ)説法(せっぽう))を行い、そこから仏教が始まったのでした。

() (はん) ()  

涅槃会(ねはんえ)は、お釈迦(しゃか)さまのご命日(めいにち)(しの)ぶ法要です。涅槃(ねはん)とは梵語(ぼんご)ニルヴァーナの(おん)(しゃ)で、火が吹き消された状態を意味します。そこから、煩悩(ぼんのう)の火が消えた(さと)りの状態、またはお釈迦(しゃか)さまの(いのち)の火が消えて()くなったことを意味するようになりました。お釈迦さまは最期(さいご)遊行(ゆぎょう)(修行(しゅぎょう)の旅)の途中で「自帰依(じきえ)(ほう)帰依(きえ)」を()くと、純陀(じゅんだ)(チュンダ)の食事の供養(くよう)を受けた後、()()()(じょう)(クシナガラ)の、四方(しほう)沙羅(さら)双樹(そうじゅ)(二本のサーラの())が()えた場所で最期(さいご)(むか)え、(なげ)き悲しむ弟子(でし)たちに「(はち)大人(だいにん)(かく)」の教えを(のこ)して2月15日の夜に入滅(にゅうめつ)されました。